2009年7月1日水曜日

ストレスの話し

 ストレス反応は心、体に様々な形で現れます。ストレスが関与する事が考えられるストレス疾患には現在31種類もの疾患名が挙げられています。一般的には過労、重圧、人間関係、不安などに対する否定的反応による精神的疲労というような意味で使われますが、正確にいうと、「何らかの刺激が体に加えられた結果、体が示したゆがみや変調」で、この刺激をストレッサーといいます。このストレッサーに対する心身の緊張がストレスなのです。なので、この心身の緊張をリラックスする事や癒す事、取り除く事で弛緩するのがストレス解消になります。
 しかし、様々な刺激が何もない(ストレスが何もない)状態でいると、体の体温調節機能が低下し、暗示にかかりやすくなり、幻覚、妄想まで起こってしまったという実験例もあったそうです。心と体のバランスを保つには、適度なストレスも必要であり、ストレスが全くない人はいないのです。自分が心地良いと感じられるストレス解消法を日常生活の中で見つけたいものです。

【ストレスが原因で起こりやすい病気】
神経性胃炎、胃・十二指腸潰瘍、過敏性大腸炎、自律神経失調症、虚血性心臓病、心臓神経症、円形脱毛症、そううつ病、本能性高血圧、過呼吸症候群、頭痛、メニエル症候群、神経性嘔吐、膀胱神経症、不眠症
など


看護師 M.T