2011年8月5日金曜日

夏に思うこと

 六月に入り今年も暑い夏を迎えようとしています。山々の緑が美しく、眩しい頃です。私は愛媛県にある大洲市という所で幼少期を過ごしました。典型的な田舎という感じの城下町で、周囲を山や川をはじめ、自然に囲まれたのどかな町です。毎年夏になると近所の山にセミを取りに行ったり、川に魚を釣りに行ったりと、朝から晩まで駆けずり回っていました。幼い頃は、夏が来るとなにかワクワクした気分で楽しみでした。海や山へと遊びに行く機会が多かったからでしょうか。

 やがて少しずつ大人になってゆき、京都に住んでもう九年が経ちました。最近ではそういった気持ちもなくなってきたように思います。あの頃の純粋で瑞々しい少年の心が今現在でも自分の中にあるのだろうかと夏を迎えると思うときがあります。だんだん感じる事が難しくなってしまったのでしょう。今年の夏は自然の中に足を運び青空の下で太陽を浴びながら、自分自身をリフレッシュ出来るような時間を作りたいと思っています。

 今は時代が変わり、子供たちの遊び方も変容してきています。家の中で遊ぶのもいいですが、それよりも外に出て思いっ切り自然の中で遊んで欲しいものです。もっとも都会ではなかなか難しいですが…。しかしそうする事で身体も心も豊かになっていくと思います。最後に今回の東北・関東大震災の被害に遭われた方々に謹んでお悔やみ申し上げます。一日も早い復興を祈っております。

言語聴覚士 D.M