2006年10月5日木曜日

心に響く音

 数年前の一月十七日、一乗寺グラウンドで太鼓の演奏が行われていました。「鎮魂と希望の太鼓」、阪神淡路大震災の被災者のために、そして世界中の平和を祈って打たれる太鼓の響き…耳から聞こえてくる太鼓の音と地面から伝わってくる振動は凄い迫力で、胸に響いてくるものがありました。毎年行われているこの演奏は、「風」という和太鼓サークルで、何度も見ているうちに、どうしても私も太鼓を叩いてみたくなり、昨年二月にこのサークルに入会しました。
 練習を始めて約一年半、手にマメを作り全身筋肉痛になりながら練習に励んでいますが、未だに思うようにいい音は出ません。それでも、今年の一月十七日には念願のグラウンドに立つことができ、努力が感動に変わった瞬間でした。他にも地域のお祭りやイベントににも出演し、夏には府立文芸会館のステージにも立つ事ができました。
 もともと体力もなく、リズム感もない私に「できる訳ない」と思っていましたが、先生(「祭衆」のメンバー。世界的に活躍されているプロの和太鼓奏者です)やベテランメンバーの指導のもと、とても楽しい時間を過ごしています。興味のある方、ぜひ一緒に太鼓を叩いてみませんか?

看護師 O・S
2006年 秋号