2013年7月1日月曜日

おばあちゃんと「都をどり」

蒸し暑い日が続きますが、みなさん体調は崩されていませんか?水分しっかり取って下さいね。私は夏が大好きなので、蝉の鳴き声が待ち遠しい今日この頃です。
 さて、私は今、父と母、91歳になるおばあちゃんと一緒に暮らしているのですが、このおばあちゃんがすごいんです。何がすごいかと言いますと、91歳になった今でも、ピザにハンバーグ、牛丼にお寿司、私たちでも胸やけしそうなハンバーガーショップのポテトを一人でたいらげてしまう、そんなパワフルなおばあちゃん。でもとっても小さくて、まるでお人形さんのような可愛らしいおばあちゃんなんです。私にとっておばあちゃんは、元気の源でもあり宝のような存在です。
 先日、毎年恒例の春の職員会でじゃんけん大会が行われたのですが、最後まで勝ち抜き「都をどり特別観覧席」のチケットを頂くことができました。真っ先におばあちゃんの顔が思い浮かび、一緒に行こうと声をかけると、満面の笑みでチケットを握りしめ、涙を流して喜んでくれました。当日の朝起きてみると、先に起きていたおばあちゃんは、何日も前から準備していた服に着替え化粧も完璧。そんなやる気マンマンのおばあちゃんを連れ、いざ祇園甲部歌舞練場へ。桜は満開で天候にも恵まれ晴天、絶好の都をどり日和でした。私自身二度目の経験ではありましたが、綺麗な舞妓さんに華やかな踊り、見ているだけでとても幸せな気持ちになりました。そして何より、それをおばあちゃんが本当に嬉しそうに見ている姿を見て、もっともっと幸せな気持ちになりましたし、しわしわの手を握りしめ二人で歩いた祇園の街は格別でした。
 なかなかこのような機会は無かったので、とても楽しかったですし、おばあちゃんとの良い思い出作りができて本当に良かったです。都をどりに行かれたことがない方は、是非一度行ってみてください。とても素敵ですよ。ちなみに私はまた来年の春、92歳になったおばあちゃんと一緒に行く予定です。

看護師N.T